【 移転プロジェクト 01 】社内コンペではなく、「全員で創るオフィス」
皆様、こんにちは!
この度、私たちはオフィス移転プロジェクトを実施しました。
今回のプロジェクトでは、「みんなで参加し、当事者意識を持って取り組む」という点を強く意識し、「全員で創るオフィス」をコンセプトに進めましたので、その背景と成果についてご紹介します。
従来のオフィス増床プロジェクトが抱えていた課題
実は、過去にもオフィス増床プロジェクトがありましたが、その際はコンペ形式で進められていました。
この形式にはいくつかの課題があったと感じています。
• 評価の困難さ:
見る側がコンペとして公正に評価することが難しさ
• 参加者への負担:
参加者は現地調査のために出向いたり、無意識の忖度が生まれてしまったりと、本来の力を発揮しにくい状況
• 業務負担の偏り:
コンペを通過した社員に以降の業務負担が集中し、多大な負荷がかかってしまうという問題
• 当事者意識の欠如:
結果として、プロジェクトに関わらない多くの社員が「自分たちには関係ない」と感じてしまい、全体的な当事者意識が醸成されにくい状況
これらの経験から、私たちは今回の移転プロジェクトでは、誰もが「自分ごと」として捉え、積極的に関われる仕組みが必要だと考えました。
移転前オフィス
「全員で創るオフィス」プロジェクトの新しいアプローチ
そこで私たちは、「みんなで参加し、当事者意識を持ってやろう」という方針を掲げました。具体的な取り組みは以下の通りです。
• アンケート形式での意見募集:
社員一人ひとりから「こうしたいね」「こういうものを使いたいね」といった意見をアンケート形式で募りました。直接的な指示ではなく、各自が思ったことを自由に提出できる形式だったため、社員からの気兼ねない声が集まりました。
• 新入社員も巻き込む:
プロジェクトの途中でメンバーの入れ替わりがありましたが、入社間もない社員(入社1週間ほど)にも積極的に参加してもらい、一緒にプロジェクトを進めました。これにより、新しいスキルや感性を共有し、以降の案件にも活かせるような基盤ができました。
このプロセスを通じて、社員一人ひとりの「気遣いや思い」が強く感じられ、「みんなでオフィスを作り上げている」という実感が得られました。

プロジェクトがもたらした素晴らしい成果
この「全員で創るオフィス」という取り組みは、予想以上に多くの素晴らしい成果をもたらしました。
1. 当事者意識と問題解決力の向上:
社員一人ひとりが当事者意識を持つことで、「問題解決力」が格段に向上しました。「こうしていった方が良いのではないか」「これを導入すれば改善できるのではないか」といった具体的な提案が、社員から次々と上がるように。
2. コミュニケーションの促進:
プロジェクトを通して、社員間のコミュニケーションが非常に促進されました。新しいメンバーもすぐにプロジェクトに溶け込み、部署や役職を超えた連携が強化されました。
3. 社内外への発信力強化と顧客体験の提供:
社員にとってより良い働きやすい環境を作るだけでなく、「社外に向けて発信していきたい」「お客様にも、サンニンではこんな働き方ができるんだと実際に体験してもらえる場にしたい」という声が上がりました。サンニンはマルチベンダーとして様々な商材を扱っているため、これまではお客様が各メーカーのショールームを回る負担が大きかったのですが、今回のオフィスでは様々なメーカーの機器を導入することで、ここだけで全て完結できるようになり、お客様の負担を大幅に軽減できると考えています。
今回のオフィス移転プロジェクトは、単に場所を移すだけでなく、社員の働き方、コミュニケーション、そしてお客様との関係性にも大きな変革をもたらすものとなりました。社員の「当事者意識」と「問題解決力」が最大限に発揮され、サンニン株式会社らしい「価値を創造するオフィス」が誕生したと感じています。
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