コロナの時代のオフィスのあり方
オフィスの変遷
オフィスのあり方について考えるため、日本のオフィスの変遷を振り返ってみましょう。
1980年以降のオフィスは、無機質なカーペットの上に両袖机と蛍光灯というようなデザイン性のないものが主流でした。当時、オフィスはただ働く場であると捉えられていました。
時代が進むにつれ、2000年以降はデザイン性にも注力されるようになりました。中には広いスペースにバーやビリヤード台がなどを設置するようなオフィスも現れ、業務に直結しない空間やモノなどの+aの素材が、お洒落なオフィスのアイテムとして取り入れられることが増えていきます。
2012年以降、デザインは必須事項となり、さらに働き方が重視されるようになっていきます。そのため社員がくつろげるゆったりとしたカフェのようなスペースや、社内イベントを開催できるフリースペースなど、見た目だけではなく社内環境もデザインすることで社員満足度やパフォーマンスの向上を図る企業が増えていました。
そして新型コロナウイルスによってこれまでの常識が一変した2020年、テレワークに対応する企業が増え、PC一台あればどこからでも仕事ができるようにり、多くの企業がこれまで抱えていたオフィス「仕事をするための場所」の必要性が大きく変化したのです。ではこれからのオフィスにはどのようなコト・モノが求められるのでしょうか?
NEXT▶︎コロナと共存の時代 求められるオフィスは?