アナログコミュニケーションで繋がる理由 | １

「デジタル」と「アナログ」
この相反する二つの言葉にみなさんはどのような印象を持ちますか。

デジタルは便利で新しい、あるいは今では主流である印象、一方アナログはひと世代前の古く不便なものという印象を持つ方が多いのではないでしょうか。

デジタル化が進んでいるのは近年に始まった話ではなく、我々はその恩恵を多大に受けて生活をしています。もう既に、進む以前の生活には戻れません。

しかし、ここ数年で機器やシステムだけではなく、「コミュニケーション」の領域にもデジタル化が急速に侵攻してきました。

例えば「働く」シーンにフォーカスを当てたとき、リモートワークが進んで、出社することが減り、通話やチャットでのやり取りが急速に進んだことは、多くの人が共有できる変化なのではないでしょうか。

そこで、今回はコミュニケーションのデジタル／アナログについて取り上げていきたいと考えています。

デジタルというものに恩恵を受けつつも、わたしたちはどこまでその進歩を享受しつづけるのか。

この過程で見逃しているものはないか、時には立ち返るべきなのかもしれない、そのようなことを誰しも考えることがあると思います。

オフィスという、アナログとも言える物理的な場所をつくることを専門とする私たちが、
そこで起こる「アナログコミュニケーション」についてどのような考えを持つか、次回の記事で少しお話ししたいと思います。