こんにちは。
サンニン株式会社のM.Hです🫐

今回は内装材としての”珪藻土”についてお話したいと思います。
少しニッチなテーマですが、珪藻土と聞いてどんなイメージが湧くでしょうか?

最近は脱衣所のバスマットなどでよく見かける印象ですが、
実は七輪や土壁の下地材など意外と昔から身近に使われている素材なんです🐟

そもそも珪藻土って何なのか?
なかなかすぐに答えられる方は少ないのではないでしょうか🧐
珪藻土とは「植物性プランクトンの化石」なんです。
土という名前からは意外なのですが、原料はごつごつとした石なんですね🗿

そんな珪藻土は内装材としては、塗り壁の素材として使われることが多いのですが、
特徴は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、部屋の中の湿度を適切に保つ「調湿機能
2つ目は、においを吸い取ってくれる「消臭機能
どちらも「多気孔」と呼ばれる、表面に開いた小さな穴によって得られる機能なのです🧀

珪藻土は、この小さな孔を使って空気中の水分を吸ったり吐いたりしています。
石の状態の珪藻土に水をかけると、すぐに乾いてしまうくらい
多くの水分が出入りすることから”呼吸をする素材”と呼ばれていたりします🗣️

その水分を吸ったり吐いたりすることで、部屋の湿度を
適切に人間が過ごしやすい40~60%程度に保ってくれます🙆‍♂️

水分だけでなく、空気も孔から出入りするため
においの粒子を吸ってきれいな空気にしてくれるんですね!
同じように多気孔の特徴を持つ消臭材として、有名なものに炭がありますので、
消臭機能についても効果がイメージしやすいかと思います💡

そんな素敵な機能が沢山の珪藻土なのですが、注意点もあります。
珪藻土はもともと石なので、壁に塗れる材料になるまでに
接着剤など色々なものを混ぜ合わせています。
そのため内装材として使われる材料の、珪藻土の含有量はおよそ50%前後のものが多いです。

当然含有量が多いほど効果は高いのですが、含有量が多ければいいというわけでもなく、
気にしていただきたいのは、接着剤の種類です。

強力な接着剤を使えば含有量は上がりますが、多気孔を塞いでしまい
数字で見るより効果が実感できないなんてこともあります😟
さらに、珪藻土自体は熱に強い素材なのですが、火災の時に中の接着剤が燃えて、
有害な煙が出たり…なんてこともあります。
海外製の安価な商品などを選ぶ際には、特にお気を付けください⚠️

今回は内装材の珪藻土についてご紹介させていただきました!
「名前はよく聞く素材だけど、特徴や選び方が分からない…」
そんなお悩みを持ったお客様のお力になれるよう、
細かい仕様まで、どうぞお気軽にご相談ください!

最後までご覧いただきありがとうございました。
お問合せ・ご相談はCONTACTからお気軽にご連絡ください👀

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