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  • 素材選びから空間設計まで

こんにちは。サンニン株式会社のR.Oです🦝

関東のほうも梅雨明けして、夏本番ですね☀️☁️
お盆休みの計画はもう立てられましたか?🍉

さて、本日私からは空間構成にかかわる素材について
一部分ではありますがお話させていただきたいと思います!

サンニンではオフィスの設計をメインでお仕事させていただいておりますが、
展示会ブースや店舗の設計など、オフィス以外の事も実はやっていたりします🫡

先日、とある展示会ブースの設計・設営に関わらせていただきました🙌
こちらは設営した実際のブース写真です。

周辺の大型ブースと比較したとき、存在感と来客者に向けて印象に残るように、上部にこのような意匠を取り入れてみました。今回はこの装飾で使用している青色の布についてフォーカスしてみます。

検討の流れとして、
空間に合った素材選びをし、試作サンプルで色味や実際の見え方を確認し、最終の施工まで検討していきます🤔

まずは素材選び!
夏のブース出展ということもあり涼しげな印象を与える為、素材感は軽やかなもの・透過性のあるもので選定しました。
今回は、「テトロンポンジ」という布素材のものを採用しました。
テトロンポンジはポリエステルで作られた布素材です。
サラッとした質感で表面から印刷すると裏抜けするほど透過性が高く、薄手です。
その為、比較的安価で一時的な使用となるブース展示やイベントなどの旗やタペストリーに使われる事が多いようです。

同じポリエステル素材で、もう少し厚い素材で裏抜けしないものでいうと「トロマット」。
さらに耐久性の高いものであればビニール素材の「ターポリン」。
他にも、もっと布感を感じれるものであれば、しっとりして滑らかな光沢感がある「スエード」。

といった感じで、一部を切り取っただけでも、
空間として使える素材はこの世に多く存在しています。
その中から、空間の雰囲気と用途に合わせて選定するのが私達の仕事です😎

ほかの一例として、こちらは過去私が携わった店舗の写真です。

赤いタペストリーは売場の分類サインの役割をしており、この素材は「メッシュターポリン」というものです。
売場の常設のものなので耐久性の高い「ターポリン」、で尚且つ圧迫感を持たせたくなかったので
メッシュ仕様で透過性があるもの、両面からサイン案内文字が確認できるように両面印刷可能なもので選定をしました🙌

さて、話は戻って、
次に素材を選んだら実際のサンプルで確認していきます!


色味を数値(CMYK等)で設定してまずデータ上で計画したりしますが、
実際に印刷されたものと画面上で見るものとでは見え方が少し変わってきます☹️
何個か色味をピックアップして、サンプルで最終の色味やグラデーション具合を調整して決定していきます。

おっと、素材選びとして重要なことが1点抜けておりました😮
それは、その素材が「防炎」製品認定がとれている素材かどうかです。
展示会ブースや店舗・ビルの規定に沿って、防炎性能があるものでなければいけません。
右写真のように、防炎製品認定のものには防炎ラベルが貼られます!

最終。ようやく発注です!
実際の装飾寸法にあわせたサイズ感でデータ入稿・現場に納品。グラデーションがとても綺麗ですね✨


こちらを最初のブース写真のように造作上部から垂らして、装飾していきます。
計画段階で作成した3Dモデリングや実際の平面・展開資料を確認しながら、
垂らす位置・角度・バランスを現場で調整していきました🔨

このように「選ぶ」、「試す」、「創る」
という工程で空間づくりを私達はしていたりします📐
本日はその過程で実際どんなことを考えながら設計をしているのか少しだけ説明させていただきました!

「こんな雰囲気でこんな空間にしたい…!」
といったお客様のご要望をもとに私達が形にしていきます🫡

ぜひ、お気軽にお問合せ・ご相談などお待ちしております🙇‍♀️

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