画像生成AIがあれば、内装デザイン会社はいらないのか?
最近よく聞かれるようになりました。
「画像生成AIで内装パースが作れるなら、もう内装デザイン会社に頼まなくてもいいんじゃない?」と。
内装デザイン会社の施工管理部にいる人間として、
この疑問について 現場目線で正直に 書いてみようと思います。
正直に言うと「半分はYES」
まず結論から言うと、
・イメージを考える
・雰囲気を共有する
ここまでは、画像生成AIでかなりのところまでできます。
テイスト、色味、素材感、照明の雰囲気。
これまで「言葉だけでは伝わりにくかった部分」を、
一瞬でビジュアルにできるのは本当にすごい。
「ブルックリン風のフリーアドレスのオフィスデザインを考えて」というと次の画像が数秒で出来上がります。

さらに「壁を白のクロスに、床をタイルカーペットにして植物をふやして」と指示すると

正直、「このレベルのイメージならAIで十分だな」と思う場面もあります。
でも、現場に落とすと一気に破綻する
ただし。ここからが 施工管理として一番伝えたいところ です。
AIのパースは、「それっぽく見える」だけで、成立していないことがほとんど です。
よくある例
- 天井高が現実より高すぎる
- 梁やダクトが消えている
- 家具寸法がおかしい
- 動線が成立していない
- その素材、そもそも存在しない or 施工不可
パースとしてはきれいでも、
現場で見ると「これ、どうやって作るの?」となることが多い。
描けることと、作れることは全く別 です。
一番大きな違いは「責任」
内装デザイン会社がやっている仕事で、
AIが絶対に代替できない部分があります。
それは 責任を持つこと です。
- 図面を引く
- 法規を確認する
- 納まりを考える
- 施工方法を選定する
- 予算に合わせて調整する
- トラブルが起きたら現場で判断する
これらは全部、「もし失敗したら誰が責任を取るのか」という世界。
AIはきれいな絵は描けますが、何かあった時に現場に来てくれるわけではありません。
じゃあ、内装デザイン会社はいらなくなるのか?
答えは NO です。
ただし、内装デザイン会社の仕事の中身は確実に変わっていく と思っています。
これからは、
- イメージ出し → AIが担当
- 成立させる → 人が担当
という分業が当たり前になる。
むしろAIを使えないと、
- イメージ検討が遅い
- 提案数が少ない
- クライアントとの認識ズレが多い
そんな会社は厳しくなるはずです。
施工管理の立場から思うこと
AIパースは、「完成予想図」ではなく「方向性のたたき」 として使うのが正解です。
それを、
- 図面に落とす
- 金額に落とす
- 現場で実現させる
ここが内装デザイン会社、そして施工管理の仕事。
AIが出てきたから仕事がなくなる、というより
仕事の重心が「描く」から「成立させる」に移る
そんな感覚に近いです。
最後に
画像生成AIは脅威でもあり、強力な武器でもあります。
使いこなせば、
- 無駄な打ち合わせが減る
- 認識ズレが減る
- 本当に考えるべき部分に時間を使える
内装の仕事は、
「かっこいい絵を描くこと」ではなく
「現実の空間として成立させること」
そこは、まだ人間の仕事です。
・追記
この文章もAIを使用してブレインストーミングで出した考えを整理して作成したものです。
頭の中にあるイメージをクリアに表現するツール、恐ろしくも夢のある世界ですね。